つい先日、povoから衝撃の新トッピングが発表された。
「360GB/365日、26400円」。ひと月あたりに直せば、なんと30GBが2200円。
ahamoが20GB/3000円のプランを30GB/3000円の新プランにアップグレードしたことへの対抗だと思うんだけど、それにしたって安い。今までだとMNPでの乗り換えなしには実現できなかった価格がスタンダードになったのは素晴らしい。
と、いうことは?そう、MNP乗り換えキャンペーンを使えばここからさらに安くできるのだ。
ということで現在楽天モバイルからpovoへの乗り換えを検討しているので、キャンペーンの条件を見つつ両者を比較していきたい。
逆に楽天モバイルにキャンペーンを使って乗り換えた場合どれだけ安くなるかも併記しているので、もうpovo契約しちゃってるよ!という人にも見て欲しい。
【結論】とにかく乗り換えるが吉
先に結論を言ってしまうと、
- 楽天モバイル以外なら三木谷キャンペーンを利用して携帯料金を半年無料にする
- povo以外なら360GBトッピングを購入して30GB・1100円/月 で利用する
現状これが最強と言って良いと思う。
具体的にそれぞれどうお得なのかをまとめたので見て欲しい。
povoの月額料金
povoの月額料金は固定ではなく、用意された「トッピング」を自分で選んで都度買うことで、自由に設定できる。
とはいえ毎月いちいち買うのは面倒だし、なにより7日や30日などのトッピングは割高な傾向がある。
実際は365日などの長期のトッピングを買って月割で計算することになると思う。
トッピング | 料金(税込) |
360GB(365日間) → 30GB/月 | 26,400円 → 2,200円/月 |
300GB(365日間) → 25GB/月 | 24,800円 → 2,067円/月 |
120GB(365日間) → 10GB/月 | 21,600円 → 1,800円/月 |
5分以内通話かけ放題 | 550円/月 |
ということで料金効率の良いプランをまとめるとこんな感じになる。
かけ放題が欲しい人は追加で550円かかる。
特にキャンペーンを使わなくてもこの安さ。良い時代になった。
楽天モバイルの月額料金
楽天モバイルの月額料金はデータ利用量によって自動で変動する。
今月は超えてしまったから最低限の通信しかできない、みたいなことにはならない。
データ利用量 | 料金(税込) |
3GBまで | 1,078円 |
20GBまで | 2,178円 |
無制限 | 3,278円 |
こちらも安くて良い。
特に無制限で3000円は破格で、どうしても通信料が多くなりがちな人や、自宅にwifi回線が無い人には強い味方だろう。
povoのMNP乗り換えキャンペーン
povoは他社からMNPで乗り換えることで、au PAYに残高を付与するという形で割引キャンペーンを行っている。
以下の条件をすべて満たすことで、表のような還元を受けられる。
- 他社(au/UQ mobile/povo1.0を除く)からMNPしていること
- SIM有効化がキャンペーン期間内に完了していること
- 対象トッピング購入時点でau IDがpovoアカウントと連携されていること
- SIMを有効化した7日後までに対象トッピングを購入していること
- au PAY 残高還元までに「au PAY」の利用を開始していること
対象トッピング | au PAY残高への還元 |
24,000円以上 で販売されているトッピング | 10,000円 |
16,000円以上〜24,000円未満 で販売されているトッピング | 8,000円 |
12,000円以上〜16,000円未満 で販売されているトッピング | 4,000円 |
9,000円以上〜12,000円未満 で販売されているトッピング | 3,000円 |
見てもらった通り、トッピングが高いほど受けられる還元も大きい。つまり、365日のトッピングと相性が良い。
これを元にpovoの月額料金を計算し直すと以下のようになる。
トッピング | 料金(税込) |
360GB(365日間) → 30GB/月 | 16,400円 → 1,367円/月 |
300GB(365日間) → 25GB/月 | 14800円 → 1,233円/月 |
120GB(365日間) → 10GB/月 | 21600円 → 1,133円/月 |
安すぎ。
しかも360GBのトッピングは365日系の初回購入なら10%が残高で戻って来るので、これが適用されればひと月1,147円ということになる。毎月30GBが1100円はやばすぎ。
楽天モバイルのmnp乗り換えキャンペーン
楽天モバイルは現在「三木谷キャンペーン」と呼ばれる乗り換えキャンペーンを展開していて、これを使えばなんと14000円が楽天ポイントとして還元される。
条件は6ヶ月契約した回線を使い続けること。
契約月数 | ポイント |
1ヶ月 | 0pt |
2ヶ月 | 0pt |
3ヶ月 | 0pt |
4ヶ月 | 4,000pt |
5ヶ月 | 5,000pt |
6ヶ月 | 5,000pt |
表のように段階的にポイントが貰えるようになっている。
毎月20GBまでなら6ヶ月無料で使えるし、3GB以下なら7000円むしろ得するとかいうとんでもないキャンペーン。
契約数を増やしたいという内情の現れなのかばら撒きと言っていい施策なので、他の回線使ってる人はこの機会にとりあえず半年楽天モバイルに乗り換えて携帯料金をタダにするのをオススメしたい。
povoのメリット
povoのメリットはなんと言っても通信品質の高さだろう。
povoはauのサブブランドなので、大手通信会社の持つ自前の基地局で通信できる。そのため大手から帯域を借りている格安simと違って、昼に混雑して通信が遅くなるようなことは無い。
esim対応のスマホならオンラインで申し込んですぐ開通できる手間の無さも魅力。
楽天モバイルのメリット
楽天も同じように自前で基地局を持っているので、格安simのように昼に通信が遅くなることは無い。
専用アプリを使えば通話が無料なのも見逃せない利点だ。povoだと毎月550円するかけ放題が最初から付いているというのは結構でかい。
さらに楽天はポイントをお得に貰える施策が多いので、その点で他より優れている。
楽天SPU+4倍
楽天のサービスを使っていると楽天SPUが上がるんだけど、楽天モバイルはなんと4倍。つまり楽天市場で買い物をした時のポイント還元率が大きく上がる。
無料で楽天カードを作って買い物するだけで3%の還元率なので、楽天モバイルを使っていれば毎回7%のポイント還元が得られる。やばすぎ。
楽天経済圏がお得
私は楽天市場での買い物のほか、楽天モバイル、楽天銀行、楽天証券、楽天ふるさと納税を使うことで特に意識しなくてもそれなりにポイントが貰えているので、特にこだわりが無い人は今からでも始めてしまうのが良いと思う。
食事や日用品の買い物をそこまで楽天市場に集約したりしなくてもこのくらい貰えるのは結構でかい。
意識して使えばもっとポイントを貰えると思うので、今後はちゃんと考えて買い物していきたい。
povoのデメリット
povoのデメリットとしてひとつ挙げられるのが、迷惑電話が掛かって来やすいということ。
口コミでもちらほら見るし、実際サブ回線として契約しているpovoの番号にちょくちょく謎の電話が掛かってくる。
私の場合はたまにという程度で別に頻繁では無いからいいんだけど、もしかしたら番号によるのかもしれない。なんにせよやめて欲しい。
楽天モバイルのデメリット
楽天モバイルの回線は他より弱いというイメージを持ってる人は多いと思う。そしてそれは概ね正しい。
といっても今は初期のように普段使いもままならないということは無く、普通にブラウザもYoutubeも見れるし、地上で使う分には問題は無い。
一つ明確な差があるとすれば、地下での通信品質だろう。
建物の地下に入ったり、地下鉄に乗ったりすると、動画を見るのが厳しくなる。ブラウザ等は使えるものの、地下鉄で暇しながらYoutubeを見れないのはちょっと悲しい。
まとめ
ということで改めて結論としては、
- 楽天モバイル以外なら三木谷キャンペーンを利用して携帯料金を半年無料にする
- povo以外なら360GBトッピングを購入して30GB・1100円/月 で利用する
になると思う。
ただ私は楽天経済圏にどっぷりなので、今のまま楽天モバイルを使い続けた方が美味しいのか、povoに乗り換えて毎月の携帯料金を半額にするのが良いのか迷うところ。
ともあれ、この記事が検討の参考になれば幸いです。
以上楽天モバイルとpovoの乗り換え検討でした。